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Blu-rayとDVDの画質の比較 実写映画とアニメのソフトで比較

  仙人

全体の要約 - 実写は影響を受けるが、アニメは関係なし

実写の映画の場合、Blu-rayでは解像度が高くなります。しかし、だからといって、美しい絵になるとは限りません。一般にフルハイビジョンの高解像度は気持ちの悪い絵になります。Blu-ray版の方がDVD版よりも絵が美しくなるかどうかは、制作次第です。制作の仕方によっては、DVDの場合の方が画質がよくなります。アニメの場合、解像度は関係がなく、絵の美しさは色の出方で決まりますので、Bul-rayは必要ありません。アニメ作品の場合、Blu-rayでもDVDでも、全く画質に差がない場合があり、当然、絵の美しさに違いはありません。しかし、作品によってはBlu-ray版の方がほんのわずかに色が濃い場合があります。これは、恐らく、Blu-ray版を制作した際に色を濃くしたためだと思われます。(※後日三回目の比較を掲載しますが、それを含めた要約です。/2012年11月9日)

Blu-rayの映画ソフトとDVDの映画ソフトで画質はどう違うか

最近、Blu-ray(ブルーレイ)のソフトが発売され始めましたが、Blu-rayのソフトの収集にはどれぐらい力を入れたらいいのか悩むところです。まだ数は微々たるものなので、まだ先の事と言えば、先のことですが、あらかじめ画質の差を調べておくことは有益だと考えました。実際、この記事の初稿を書いている段階では、まだBlu-rayプレーヤーも最適なモニター(テレビ)も入手はしていませんが、機械は永久に持つわけではありません。いずれ購入を検討する時期が来ることは間違いがありません。いつかは買い換えの時期が来ます。またソフトも買う時期を逃すと、元々出ている数が少ない作品の場合、入手が難しくなったり、価格が高騰することもあります。Blu-rayの画質がDVDと比べて圧倒的に良ければ、早期からBlu-rayのソフトをそろえて行くのは正しい戦略と言えるかもしれません。そこで、Blu-ray(ブルーレイ)の映像ソフトとDVDの映像ソフトで画質がどう違うかを検証してみました。検証に当たり以下の点に注意しました。

Blu-rayとDVDの画質を検証するに当たって注意したこと

1.モニターとプレーヤーは同一機種を使うこと。

これは言うまでもないことです。モニターやプレーヤーが違えば画質が違ってきますから、比較は不可能です。

2.Blu-rayに適したモニターを使うこと。

Blu-rayは、規格上限られたモニターでしかその性能を十分発揮できません。場合によっては、全然だめだったりします。そこで規格上、Blu-rayに最適なモニターを選択する必要があります。具体的にはフルハイビジョンのテレビになります。4:3のブラウン管テレビではBlu-rayは映りません。ワイド型のブラウン管テレビでは、Blu-rayは映るかもしれませんが、解像度が低いため、その性能を十分に出すことはできません。

3.Blu-rayとDVDで発売時期の近接しているソフトで比較すること。

時期が大きくずれていると、フィルムを読み取るスキャナーの性能の違いなど、メディアの規格以外の要素が大きな影響を与えてしまうので、だめです。理想的にはほとんど同時に発売されたもので比較しないといけません。

4.Blu-rayもDVDも現時点で最高の画質と言われているバージョンで比較すること。

DVDでもBlu-rayでも複数のバージョンが存在する作品があります。必ずしも最新のバージョンが最高の画質とは限りません。と言うのも、画質を落として、後から廉価版で出すケースが多いからです。従って、発売時期にかかわらず、現時点で最高の画質と評価されているものを選んで、比較する必要があります。

5.実写の映画とアニメの両方で比較すること。

DVDでは、アニメの画質が悪いので問題になりました。実写の映画とアニメでは映像情報の内容が異なるため、たとえ実写の映画できれいに映っても、アニメできれいな画質になるとは限りません。従って、実写映画とアニメの両方でそれぞれ比較して、Blu-rayとDVDの画質の差を見極める必要があります。

6.なるべく画質の良いモニターで比較すること。

画質の悪いモニターでは、Blu-rayやDVDの性能が十分発揮されませんから、なるべく画質の良いモニターを使う必要があります。但し、現実には一般家庭で使われる可能性のほとんどない様なあまりにも高価な業務用の高画質モニターではあまり意味がありません。

Blu-rayとDVDのディスクを持って電器店へ行く

まだ上記のような装置を持っていないため、Blu-rayとDVDのソフトを持って、近所の電器店へ行き、画質を比較してみました。このためにわざわざBlu-rayのディスクを買ったという意気込みを評価してほしいものです。(^ ^;;;

Blu-rayとDVDの画質の比較に使用した機器

テレビ(モニター): SONY KDL-32J5 (インターネット実売価格約73,000円〜130,000円)
BDプレーヤー: Panasonic DMR-BW750 (インターネット実売価格約78,000円〜120,000円)

画質の比較に使用したBlu-rayとDVDの映像ソフト

実写映画

作品: Terminator 2: Judgment Day
Blu-ray: Terminator 2: Judgment Day Skynet Edition Blu-ray 2009年5月19日
DVD: Terminator 2 - Judgment Day The Ultimate Edition DVD 2000年8月29日

アニメ

作品1: 秒速5センチメートル

Blu-ray: 秒速5センチメートル Blu-ray Disc版 (販売元:コミックス・ウェーブ・フィルム) 2008年4月18日
DVD: 秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX (販売元:コミックス・ウェーブ・フィルム) 2007年7月19日

作品2: 雲のむこう、約束の場所
Blu-ray: 『雲のむこう、約束の場所』 Blu-ray Disc版 (販売元:コミックス・ウェーブ・フィルム) 2008年4月18日
DVD: 劇場アニメーション 『雲のむこう、約束の場所』 DVD (販売元:コミックス・ウェーブ・フィルム) 2005年2月17日

Blur-rayとDVDの画質調査所要時間

上記6枚のディスクを何度も繰り返し比較し、合計約4時間30分かけました。内訳は、1作品あたり約90分です。

Blu-rayとDVDの画質の評価

実写映画の場合

Terminator 2のBlu-rayは、初めて出たものではなく、2枚目になります。1枚目のTerminator 2のBlu-rayの画質が評判が悪く、このバージョンではそれを改善したものになっています。実際に見てみると、大変きれいで感心しました。一方、DVDを実験に使ったモニターで見たところ、細かいところがはっきり映りすぎて、気持ちの悪い画像になっていました。これに対して、Blu-rayの方は細かいところが映っておらず、全体になめらかな感じの絵になっていました。Blu-rayの方が解像度が高いはずなので、おかしな話と言えば、おかしな話に思えるかもしれません。しかし、DVDでも十分に解像度は高いですから、俳優の皮膚のでこぼこまで映って当然です。Blu-ray版でそれがあまり見えないのは、意図的に細かいところが出ないように画質を調整したからでしょう。実際、このDVDをブラウン管テレビで見ると、非常にきれいに映ります。フルハイビジョンの液晶テレビでは、あまりにもディテールが出過ぎて、しかも、VHSのビデオテープで録画した様な変な不自然でぬるっとした様な感じの気持ちの悪い画質になるのですが、これは結局、DVDとテレビの解像度が合わないためと結論しました。色の乗り方は、Blu-rayの方がさすがによいです。しかし、普通の人の目では全く判別がつかないと思います。主演の役者さんの肌の色を比べると、DVD版の方は茶色っぽく濃いめに出ており、Blu-rayでは白っぽくなっています。この変はマスタリングの過程で調整された結果だと思います。どちらがより実際に近いかは、実物を直接見たことがないため、判定できません。こういう具合なので、Blu-rayの方が色乗りがよいと言っても、見た目にはほとんどわかりません。私はBlu-rayの方がきれいには見えましたが、異なった色で表現されているため、表面的に見ると、好みの問題で評価が左右されるでしょう。例えば、DVDの方が色が肌の色が黒っぽく日焼けが入っているように表現されていますから、リアルと言えば、リアルな感じがします。元々実写映画では、見た目には解像度が重要で、色は大して重要ではなく、それがDVDの規格の元になっていますから、色乗りを問題にするとBlu-rayの優位性があまり目立ちません。Blu-rayの方が色乗りがいいことに気がつくのは、よほど目が肥えた人ということになります。解像度についても、DVDよりも解像度を下げたBlu-rayの方がきれいに見えるというのは、Blu-rayのレベルの解像度は不要という事になります。

アニメの場合

アニメの場合、元々一般に高い解像度は必要ありません。大切なのは色だけです。二つの作品で比較しましたが、どちらも結果は同じで、Blu-rayの方が少し色が濃く、きれいに出ます。DVDでも十分きれいなので、好みの問題という感じがします。DVDとレーザーディスク(LD)では、明らかにレーザーディスクの方がきれいで、こちらは好みの問題ではありませんが、Blu-rayとDVDでは単に濃いめか薄いめかの違いで、それも違いはわずかで、その違いが美しさに寄与していないので、単に好みの問題と言えると思います。つまり、Blu-rayは色が若干濃く出るが、別に美しいわけではないということです。おもしろいのは、この同じDVDを別のフルハイビジョンの液晶モニターで見ると、色が大幅に薄くなることです。つまり、色の濃さはBlu-rayかDVDかよりも、見るテレビの性質により異なると言うことです。どうもソニーの液晶テレビは、過剰にコントラストが高く、色が濃く出るように作られている様です。画質のわからない人は、コントラストが高いときれいだと感じる様なので、たぶんそう言う人を引っかけることを意図したものでしょう。悪く言えば、画質のわからない馬鹿を引っかけて売っていると言うわけです。まあ、所詮趣味ですから、好きなものを買えばいいです。

結論、Blu-rayの画質とは

フルハイビジョンとBlu-rayを買うのは先送りで

実写映画の場合でも、Blu-rayの解像度は意味がなく、色乗りが少しよいだけでした。これは、実写の場合、あまり意味がないと言うことです。それよりも、フルハイビジョンのテレビの場合、DVDの画質が全くだめにされてしまうのが大きな問題です。Blu-rayプレーヤーはフルハイビジョンのテレビに接続することになりますから、結論としては、フルハイビジョンのテレビの購入は先送りにすべきであるということになります。つまり、現在持っているテレビが完全に修理不能になるまでは買わない方がいいということです。今持っているテレビが故障して、修理が不可能な場合に、フルハイビジョンのテレビを購入し、その時点でBlu-rayのプレーヤーを購入すべきでしょう。現在のテレビが壊れていないうちに、フルハイビジョンのテレビとBlu-rayプレーヤーを購入すると、今持っているDVDがまともに見られなくなりますから、大変もったいないです。

Blu-rayのソフトは特別に好きな作品だけを買いましょう

問題は、将来を考えて、Blu-rayの映像ソフトを買っておくか否かということになります。その場合、最大の問題は、実際にテレビを買い換えた時にすでに新しい規格のメディアが出て、Blu-rayが過去のものになっている可能性があるかもしれないということでしょう。その可能性はかなりあると思います。そうなると、せっかくBlu-rayのソフトを買っておいても、むだになってしまいます。また、あくまでもバックアップとなってしまい、永久にそのソフトを楽しむことができないかもしれません。そう言うのも困りものです。結局、Blu-rayのソフトは、見るためではなく、保険として買うことになるでしょう。そうなると、特別に思い入れのある作品だけを購入することになりますね。

アニメはBlu-ray無視で大丈夫

アニメしか見ない人の場合、Blu-rayは無視しても大丈夫そうです。DVDでもBlu-rayでも画質はほとんど変わらない上、フルハイビジョンのテレビになっても、DVDの画質を完璧に楽しめます。Blu-rayのアニメを買うのは、DVD版が店頭から消えてからでも十分だと思われます。

Blu-rayよりもモニターのテレビの方がずっと重要

それにしても、モニターの性質により色の表現のされ方が全く異なり、Blu-rayとDVDの規格による違いを何倍も上回る差が出ることには驚きました。Blu-rayにするかDVDにするかを悩むより、性能のよいモニターを選ぶことの方が先決です。

DVDをブラウン管テレビで見るのが最高

ちなみに、今回液晶テレビの画質をじっくり比較して、ブラウン管テレビの画質の良さを痛感しました。液晶テレビよりブラウン管テレビの方が何倍も画質がいいですね。画質にこだわる人はブラウン管テレビをいつまでも大切に使うことをおすすめします。DVDをブラウン管テレビで見た場合に比べると、Blu-rayを液晶テレビで見たときの画質なんて、全く魅力がありません。

Blu-rayとDVDの画質を比較する他のサイトに注意

Blu-rayとDVDの画質を比較しているウェブサイトが他にないか調べたところ、他にもいくつか見つかりました。昔、DVDが出たときも、DVD関係者が大騒ぎして、お祭り騒ぎだったので、予想通りでした。他のサイトでは、一様にDVDと比較してBlu-rayの画質のすばらしさを謳っていますが、このページに記載したように、それほどの差ではなく、個人の好みでDVDの画質がよいと思う人もいるだろうし、Blu-rayの画質がよいと思う人もいるだろうというレベルの画質の差です。ここまで違うのは、恐らく、他のサイトは業者や関係者がうそを流すために作成したものであろうと思われます。

ブラウン管テレビを捨てないこと

そうした業者・関係者系のサイトを見ていると気づくことは、早くブラウン管テレビを捨てて、フルハイビジョンのテレビに買い換えることを勧めています。これはわなです。気をつけてください。フルハイビジョンの液晶やプラズマテレビよりも、ブラウン管テレビの方が圧倒的に画質がいいですから、捨ててはいけません。壊れたら、修理して使い続けましょう。また、使い続けて、画質が悪くなってきたと感じたら、ブラウン管を取り替えましょう。私は、少し前にブラウン管を取り替えましたが、画質が大幅に改善されて、大いに満足しました。費用は7万円〜8万円ぐらいかかりましたが、それだけの価値はありました。予備の大型ブラウン管テレビも3台保管してあので、たぶん当面大丈夫です。

フルハイビジョンに踊らされないようにしましょう

高解像度などに踊らされてフルハイビジョンに走らないようにしましょう。私はテレビ局で超高解像度の画質を見ていますので、解像度などに踊らされることはありません。実際、解像度の高い絵なんて、普通見たい絵とは言えないということをよく知っています。そう言う超高解像度の映像を見たことのない方は、その辺によく注意して、惑わされないようにすることが大切です。

DVDとBlu-rayのキャプチャー画像に要注意

他のサイトを見て気づいたことは、DVDとBlu-rayのキャプチャー画像が掲載されていることです。このページではそう言う画像がないので、説得力がないように思われるかもしれません。しかし、テレビ画面はキャプチャーできませんから、キャプチャー画像がある方が変です。キャプチャーできるのは、パソコンの画面だけです。言うまでもなく、パソコンの画面でDVDとBlu-rayの画質の比較などできるわけがありませんから、キャプチャー画像は意味がありません。また、パソコンの画面でキャプチャーしたとなると、画像をいじられている可能性が高いです。つまり、DVDの方が画質が悪くなるように、画像を編集されている可能性が高いということです。パソコンのキャプチャー画像であれば、色合いを変えたり、ぼかしたりすることは簡単にできます。業者や関係者であれば、これぐらいのインチキは平気でやりますから、要注意です。今までも私たちは業界ぐるみのインチキをいろいろ経験して来ましたからね。

PS3でBlu-rayとDVDを比較するサイトに注意

いい加減なプレーヤーやテレビでは画質の比較などできません。しかし、他のサイトでの比較を見ると、なんとPS3(プレーステーション3)を使っている場合が多いようです。これには呆れます。画質にこだわり、そのために大金を使う人がPS3で画質を比較するわけがありません。私はあまり機器にはお金を掛けない方ですが、それでも10万円以下のDVDプレーヤーなんて使っていません。使っているのは12万円のものと20万円のものです。私の基準でも、10万円以下のDVDプレーヤーは論外です。

電器店のBlu-rayとDVD比較コーナーも要注意

そう言う意味では、電器店のBlu-rayとDVDの比較コーナーも要注意です。私が見た例では、Blu-rayは画質の良いテレビにつなぎ、DVDは画質の悪いテレビにつないでいました。同じDVDでもテレビを変えたら、一挙に画質が変わったので、これはひどいインチキだと思いました。これでBlu-rayを買わせようとしているのですから、立派な詐欺です。みなさんもくれぐれもお気をつけ下さい。
2009年5月30日
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関連ページ(当サイト内)

ブルーレイとDVDの画質の比較: 第2回 Termnator 2の新しいDVDを入手したので、ブルーレイとの画質の比較を行いました。このページの次のページです。


2009年5月30日 初稿
2009年6月5日  追記、初稿完了
2009年6月7日  追記(「Blur-rayとDVDの画質調査所要時間」及び「Blu-rayとDVDの画質を比較する他のサイトに注意」以下)
2011年6月5日  内容校閲及び見出しの色つけ(小見出しを緑色にして見やすくしました。)
2012年11月8日 「全体の要約」を追加


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